SIBLOG
2016.07.03
PODCAST新番組『Zapping Radio|ザッピングラジオ』の配信経緯とコンセプトについて。

2016年7月、僕らトッキンマッシュの新たなポッドキャスト番組、『Zapping Radio|ザッピングラジオ』がスタートしました!

こちらの番組、とりあえずツイッターのみの告知でこっそりひっそりスタートしたのですが、コメディ初登場15位・総合54位と、まずまずの出だしに、ほっと胸を撫で下ろしています。 …と、言いつつも、実はこの番組を配信することになった本当の理由は、ランキングどうのというところとは別のところにありまして、その真意をこのブログを読んでくれている方に少しだけお話してみたいなぁと思います。

『Zapping Radio|ザッピングラジオ』を始めた経緯

これまで僕らは10年間、(配信当初の紆余曲折はあれど)週1回60分というポッドキャスト番組『週刊トッキンマッシュ!』をずっと配信し続けてきました。その中で、毎回のトークの流れや企画、コーナー、その他あらゆるものが、良くも悪くも出来上がってしまい、新しいことが導入しづらくなってくる窮屈さを感じていました。

『週刊トッキンマッシュ!』開始当初は、いかに「ラジオ番組」として一つの「形」のようなものを作れるか、という点ばかりに重きを置いて頑張ってきたのに、それが自分の中で完成に近づくにつれ、今度は逆にそれが自分たちの首を絞め出したというわけです。ものづくりをしている方なら似たようなことを感じたこともあるかもしれません。ひとって面白いなぁ。

そこで、「普段のラジオではできないような実験的な放送ができる場を作りたい!」そう思って始まったのが、この『Zapping Radio|ザッピングラジオ』なのです。

実験的な放送のための土台づくり

やりたいことの主軸は決まりました。 では次に、その実験的な放送をコンスタントに継続して、なおかつもう同じ轍を踏まない(形が固まってしまうことで身動きできなくなるようなことにはならない)ものにするために、番組のパッケージングを決める必要がでてきました。そこで、ふと頭に浮かんだのが「ラジオから聴こえてくる知らない人の喋り声」というフレーズです。

僕は小さいころ、まだ眠たくないのにテレビと電気を消されて布団へ入らなければならないあの時間がとてもイヤでした。そこでいつだったか、おじいちゃんの部屋でポータブルラジオなる存在を初めて知って、こっそり盗み(おい)、布団の中でいつも隠れて聴いていたのです。 当時の僕はイヤホンの存在を知らなくて、布団にもぐって音量のつまみを最小にして耳にピタリとあてて聴いていた深夜ラジオ。番組の説明文そのままですが、そこから聴こえてくるどこか遠くの笑い声は、子供心にオトナの世界を盗み聴きしているような、誰なのかも何の話なのかもわからない、けれどとてもワクワクするものでした。

・雑音ではじまり、雑音で終わる ・誰の何の番組かもわからない ・形式ばったものを何も必要としない

この思い出は使える。そういう形なら、どんな企画でも特に考えずなんでもほうりこめる。 そんな僕の小さいころの思い出と、いま自分たちがやりたいことがピタリと重なり、『Zapping Radio|ザッピングラジオ』が誕生したというわけです。

自分たちが楽しいだけのくだらない放送をもう一度

まだ始まったばかりで、始めたものの自分たちも、いまいち新番組のテンションや感覚がつかめていないせいで、本当にしたいことはこれっぽっちもできていません。ですが、これからもこの『Zapping Radio|ザッピングラジオ』では、基本的に自分たちが楽しいだけのくだらない放送を、メイン番組『週刊トッキンマッシュ!』ではできない実験的な放送をしていきたいと思っています。…なので、そんなに多くの人に聴いてもらえるものにはならないでしょう(笑)

今のところリスナーさんからの反響もほぼゼロ(笑) ですが、冒頭でも述べた通り、ランキングうんぬんよりも自分たちが「楽しんでラジオをすること」を思い出すために始めたのがこの『Zapping Radio|ザッピングラジオ』です。個人的には、思惑どおり、ポッドキャストを始めたばかりの、無性にワクワクした気持ちが生まれ出していて、メインの番組にとっても、いいカンフル剤になってきています。

トッキンマッシュを面白がってくれているリスナーの皆さんも是非、『Zapping Radio|ザッピングラジオ』をくだらないことを一緒にたくらむ場として活用してほしい! そして願わくば、布団の中でスマートフォンを隠し持って、こっそり聴いている子供たちに届いてほしい。 番組への感想・お便り・企画案はこちらからお待ちしています。

Shibu.ch〈Tocinmash 代表〉
2006年よりポッドキャスト配信を開始。番組のHPやグッズのデザイン・イラスト・音源編集・配信と、トッキンマッシュのほぼ全ての業務を一人で担い、相方のケンちゃんは何もしていない。